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zoom RSS ぐるりのこと。

<<   作成日時 : 2008/10/26 22:26   >>

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画像夫婦として“育って”いく2人の10年。

『ぐるりのこと。』
原作・脚本・編集・監督 : 橋口亮輔
出演 : 木村多江 、 リリー・フランキー 、 倍賞美津子 、 寺島進 、 安藤玉恵 、 八嶋智人 、 寺田農 、 柄本明

近所のシネコンのアンコール上映で鑑賞しました。
これ、珍しくうちの連れが「見に行こうよ」って誘ってくれた映画だったんですよね。
といっても、チビがいるから2人で映画館に行くわけにはいかない…
チビの世話を連れに任せて、一人で鑑賞させて頂きました(感謝)

あらすじ
1993年。女性と見るや、口説くのがクセのようなカナオ(リリー・フランキー)は、
しっかりものの翔子(木村多江)とできちゃった結婚をする。
またその年、先輩から法廷画家の仕事を紹介され、マジメに仕事を始める。
けれど翌年、子どもは亡くなる。
そのことで徐々に心を病んでいく翔子。
いい加減だったカナオは、妻を支えることと法廷画家としての仕事を通して、
段々と“いい夫”になっていく。
2003年。
カナオに全てを受け止めてもらった翔子は、美しく回復していた。

感想
色気のある駄目男リリー・フランキー。
キャラと役がかぶっていたせいか、違和感なく見ることができました。
なんだか、『東京タワー』その後…のような感じもしてしまいました。
同じ、絵を描く仕事だし。

そして、病んでいく役が似合う木村多江。
でも蘇生する姿も見事でしたよ。


法廷画家の仕事が垣間見れたのも興味深かったです。
デジカメも写メもあるご時世ですが、通常裁判開廷中に写真撮影が許可されることはないため、法廷画家により裁判の様子が描かれるとのこと。
ウィキペディアによると、「特に資格等はないため、多くの場合イラストレーターや漫画家、新聞社・放送局等の社員で絵が得意な者が担当するという。ただ速報性が要求されるため、筆が早いことが絶対条件となる」そうです
画像

私も仕事の絡みで何度か裁判を傍聴したことがありますが、
「絵を描く」という視点があれば、裁判の違う面が見えてきていたかもしれません。

子どもを殺された母親が、ピンヒールにアンクレットまでつけて法廷で証言する姿には
「おやっ」と思いました。
世間一般的には彼女の方が“被害者”なんですが、なにかそう見えない。


このように夫婦のエピソードと平行して、93年から03年の、
代表的な事件を連想させる裁判が描かれていきます。

幼児殺害の裁判があまりにも多いので、前半は
病んでいく翔子の姿と相まって、何という暗い世の中なんだろうと思わざるをえません。

でも後半、翔子はどんどん生気を取り戻していきます。
まるで、こんな世の中でも「生きる技術」を学んだように。
翔子の描く花の姿は、まだまだ安心や希望はあるぞと言ってくれているよう。


夫が仕事で触れる死と、夫婦のエピソードの中に見れる生の対比に
先日観た『おくりびと』を思い出しました


あ、それとカナオが書いた我が子のスケッチ。
あれは、私が描きたいチビのスケッチそのものでした
写真では、可愛さや愛しさを写しきれない気がしてたんです。
あのスケッチ、ほしいわ〜(笑)


今まさに子育て真っ最中の身としては、
お子さんのいない夫婦は、こういう風にして絆を深めていくのかなぁ、
という風にも見れました。

うちは一緒になってすぐチビを授かったので、
お互いに子育ての“相棒”としての期間の方が長いくらいです。
小さな子どもがいるおかげで、夜はまっすぐ帰って、
3人で食卓を囲みます。
育児も家事も2人で分担。
仕事以外の時間は、大体一緒に過ごしています
というか、いてくれなきゃ困ります。

だから私にとっては、「良いパパ=良い夫」というイメージなんですよね

翔子は「週に三回はする」と決めていましたが、
夫が夜も勝手に外食するような人だと、そんなことも決めたくなるものなのかなぁ。
でも、新婚時代のカナオと翔子の言い争いも、見ていてホノボノしましたけどね〜。


お互いに、父親の自殺、出奔という過去をもつカナオと翔子。
最後に出てくる翔子の父親のスケッチには
やはり『おくりびと』のラストで出てくる亡き父親の顔の
エピソードを連想しちゃいました。

私がミニシアターのオーナーだったら、
この2本は同時上映したいものです



そうそう、翔子が二人目の子どもを中絶したことについて、
映画ではほとんど触れられていませんでしたが、
あれはとても産めるような精神状態ではなかったということ?
一人目の死ばかり語られていて、二人目に関しては何もなかったのは
ちょっとあんまりでは
産まれなくたって、確かに「いた」子なのに。

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「ぐるりのこと。」
□作品オフィシャルサイト 「ぐるりのこと。」□監督・原作・脚本・編集 橋口亮輔 □キャスト 木村多江、リリー・フランキー、倍賞美津子、寺島進、安藤玉恵、八嶋智人、寺田農、柄本明■鑑賞日 6月21日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> 夫婦のことは夫婦にしかわからない。 傍から見ていてどんな仲の良い夫婦でも、実際に本当に仲が良いどうかなんて他人が何で図れるものだろうか。 夫婦の姿が見えているかと言うと決してそうではない。 橋口監督はその見えない部分の... ...続きを見る
京の昼寝〜♪
2008/10/27 08:12
映画 【ぐるりのこと。】
映画館にて「ぐるりのこと。」 ...続きを見る
ミチの雑記帳
2008/10/28 08:27
ぐるりのこと
★★★★  初めのうちは、どことなく頼りなく、はっきりせず、女の尻ばかり追っている夫役のリリー・フランキーいらいらしていた。だがストーリーが進むうちに、だんだんこの男の好感度がアップしてゆくのが不思議だった。 このあたりは、リリー・フランキーの演技のない演 ...続きを見る
ケントのたそがれ劇場
2008/11/02 16:05

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
aiaiさん、こんにちは^^
TB、ありがとうございましたm(__)m
なんだか『東京タワー〜』ではないですが、
等身大のリリーさんを観たような気がします。
しかも法廷画家とは言え、絵つながり(笑)?!
だんなさんは優しい方で良かったですね^^
ちゃんと子供さんの面倒を見てくれるなんて。
大事にしてあげて下さいね〜♪
cyaz
URL
2008/10/27 12:54
cyazさん 
TBとコメントをありがとうございます!
映画のリリーさんはしっかり妻を守っていましたが、
現実の方は『東京タワー』のまま止まっているんですかね(^^;)
(ホントのことは知りませんが)

最近、連れが病気になると「子育ての戦力にならん!」
ってイラついてしまう、鬼妻です(><)
もうちょっと大事にしてあげないといけないですね〜(汗)
aiai
2008/10/28 06:17
こんにちは♪
私も「東京タワー」のその後のようにも思えました。
なんと言っても職業がね〜。
わが子のスケッチをあんなふうに描けるなんて羨ましく思いました。
写真とはまた違う温かみがありましたよね。

aiaiさんのご家庭の様子も分かるような記事で、とてもほのぼのしてしまいました。
お幸せそうでなによりです♪
ミチ
URL
2008/10/28 08:32
こんな「東京タワー」その後だったら、本当にハッピーですよね。

カナオより優しい夫のおかげで、楽しい毎日ですが
最近はチビがもらってくる病気と格闘しています(><)
体力がほしいです…。
aiai
2008/10/29 10:35

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