メインテーマである、犯罪を犯した兄との関係や、犯罪加害者の家族として生きていくことについては、伝わってきました。見過ごされがちな、犯罪加害者の家族について丁寧に描いた貴重な映画です。だからこそ、女性との関わり方も同じくらい大事に描いてほしかったなあ、って不満も。。「手紙」 原作:東野圭吾。監督:生野慈朗。出演:山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ、吹石一恵、尾上寛之ほかが出演 物語:直貴(山田孝之)の兄・剛志(玉山鉄二)は、弟の学費欲しさに盗みに入った屋敷で誤って人を殺し、無期懲役に。大学進学もあきらめ、工場で働く直貴の夢は幼なじみの祐輔(尾上寛之)とお笑いでプロになることだったが、毎月刑務所から届く兄の手紙が彼を現実に引き戻す。お金持ちの令嬢・朝美(吹石一恵)と両想いになるも、結婚を前にして兄の存在が立ちはだかる。そんな直貴を見守りつづけたは野由美子(沢尻エリカ)だった……。 感想:なんといっても玉山君が素晴らしい!! 二枚目俳優かと思いきや、彼はこんな演技もできるんですね〜。 言葉を羅列しなくても、剛志が一人、塀の中で過してきた時間の長さや考えてきたことを十分に表現してました。 ラストで玉山君が合掌して号泣してるところなんて「ああ、こういう気持になるもんなんだ」って、伝わってきましたよ。 山田孝之はお得意分野ですし、危なげなく見れます。 二人とも濃い顔立ちなので、兄弟という設定には違和感がなかったですね。 (それにしても山田君の胸毛はすごいですね(^-^;) 私と同じ九州人かな? と思ったら案の定、鹿児島出身なんですね〜。) ただ沢尻エリカは、この役には洗練されすぎてた気がします。 食堂のお姉ちゃんスタイル、主婦スタイルが、まるでコスプレのように見えてしまう(^^;) 監督が「徐々に洗練されていく役なのに沢尻さんは何をやってもきれい。大失敗です。」と 語ったとか記事になっていましたが、それも、十分分かる。 マネキンっぽくて、リアリティのない美人・・・そんな風に思えちゃいました。 どことなくドン臭さが残る(失礼!)吹石一恵の方が、この映画にはマッチしていたと思います。 あと、どーしても気になったのはモテ男・ナオの女性との関係。 ナオは逃げることがクセになっているのか、特に女性に関してはヘタレそのものです。 朝美の哀れなこと! 大好きな人に、あんな形で大事なことを告白されたショック! さらに知った上で、「これからどうしていこうか」って、ある意味やっとスタートラインに立った時に、今度は不慮の事故。 自分が知らないうちに、ナオ始め父親や婚約者など周りの男性たちは、彼女の意思を無視して二人の離別を勝手に決めてしまうのです。 一番嫌だわ(-_-#) …逃げたな、ナオ… ナオの由美子への気持の変化も唐突で違和感がありまくり。 「由美子となら差別意識を味あわずにすむ」というナオの打算というか、 甘えが感じられて仕方がなかったです。 事実、「俺が君を守る」と言いつつ、ずっと由美子に守られてるし。 兄のことは由美子に任せっぱなしで、娘が差別された時には「引っ越そう」と、 またもや逃げの発想。由美子の方がよほど腹が座ってます。 本気で自分に惚れてる女を「癒し」に使うなよ、ナオ… (-_-#) まあナオの成長も物語の重要な要素だから、主役は頼りない方が感情移入できるのかなあ。しかし、娘がのけ者にされていることをナオに話さない由美子にも違和感がありました。 一方、理不尽な差別を受けていると感じているナオに「差別されるのは当たりまえだ」と、現実を直視させる、会長の度量の大きいこと! 「差別のない国に行くんじゃない。君はここで生きていくんだ」というセリフには、この人もたくさんのものを乗り越えてきたんだろうなと思わされました。 去っていく会長が足を引きずっていたように見えたのは役作りかな? 差別されてると言いつつも、身の回りの人には本当に恵まれているナオなのですが・・・。 |
| << 前記事(2006/11/05) | トップへ | 後記事(2006/11/21)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
『手紙』
差別のない国を探すんじゃない。君はこの国で生きてくんだ。 ■監督 生野滋朗■脚本 安倍照雄、清水友佳子■原作 東野圭吾(「手紙」毎日新聞社、文春文庫刊)■キャスト 山田孝之、玉山鉄ニ、沢尻エリカ、尾上寛之、吹越満、田中要次、杉浦直樹、吹石一恵、風間杜夫□オフィシャルサイト 『手紙』 川崎のリサイクル工場への送迎バス。 最後部座席に野球帽を目深に被った青年の姿がある。 プロのお笑い芸人になる夢を持つ青年、武島直貴(山田孝之)、20歳。 暗い目をし... ...続きを見る |
京の昼寝〜♪ 2006/11/14 23:41 |
手紙
パソコン買いに行くからね。と選んだパソコンのOSがXPだったらTV版「タイヨウのうた」のパロディになりかねない。 ...続きを見る |
ネタバレ映画館 2006/11/15 00:27 |
手紙・・・・・評価額1250円
殺人犯として服役する兄と、犯罪者の家族として、世間の冷たい風の中に生きる弟を軸に、人間と人間のつながりを描いた東野圭吾のベストセラー小説の映画化。 テレビドラマのベテラン演出家、生野慈朗が映画監督として16年ぶり& ...続きを見る |
ノラネコの呑んで観るシネマ 2006/11/15 22:45 |
『手紙』★★★★・
『手紙』公式サイト制作データ;2006日本/GAGA ジャンル;ヒューマン上映時間;2時間20分 監督;生野慈朗 原作;東野圭吾出演;山田孝之/玉山鉄二/沢尻エリカ劇場:11/15(水)丸の内ルーブル◆STORY◆工場で働く20歳の武島直貴の兄・剛志は、直貴の学費欲しさに盗みに... ...続きを見る |
ヘーゼル☆ナッツ・シネマカフェ 2006/11/16 11:51 |
手紙ってメチャ大事やねん
メールが主流になり、手紙をしたためることなどめっきり減ったこの世の中で 「手紙」を題材にしたこの作品は、どこか懐かしさを感じさせると共に新鮮でした。 私など、もっぱら芝居やライヴのDMを出すときくらいしか、手紙を書くことなんてないから。 ...続きを見る |
世界の中心で、愛をうたう 2006/11/16 19:42 |
「手紙」
東野圭吾氏が大好きな作家の一人で在るというのは此処でも何度か記している。ストーリー展開の卓抜さも然る事乍ら、作品を読み終えた後に心中に漂う、何とも言えない物悲しさや不条理感が堪らなく好きで、実際に読みながら涙した事も何度か在る程。「手紙」という作品もそんな一つだ。 ...続きを見る |
ば○こう○ちの納得いかないコーナー 2006/11/20 02:00 |
『手紙』鑑賞!
『手紙』鑑賞レビュー! ...続きを見る |
☆★☆風景写真blog☆★☆healin... 2006/11/20 09:56 |
『手紙』鑑賞!
『手紙』鑑賞レビュー! ...続きを見る |
☆★☆風景写真blog☆★☆healin... 2006/11/20 09:56 |
手紙
【映画的カリスマ指数】★★★★☆ ...続きを見る |
カリスマ映画論 2006/11/22 01:37 |
手紙
手紙(試写)??? 公式サイトは コチラ ...続きを見る |
シュフのきまぐれシネマ 2006/11/23 20:59 |
最近観た映画 〜映画館編〜
最近(でもないけど)観た映画です 長くなりそうなので映画館で観た編と家で観た編に分けて まずは映画館編から ...続きを見る |
めそのたわごと 2006/12/08 12:45 |
映画「手紙」
身寄りの無い兄弟、塀の中と外に分かれた二人をつなぐもの・・それは手紙、それは安らぎ、癒し、生きる希望でもあるけど、過去の罪の苦しみを引きずる・・ ...続きを見る |
茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行... 2007/12/09 03:00 |
『手紙』'06・日
あらすじ直貴(山田孝之)の兄(玉山鉄二)は、弟の学費欲しさに盗みに入った屋敷で、誤って人を殺し服役中だった。大学進学もあきらめ、工場で働く直貴の夢は幼なじみの祐輔(尾上寛之)とお笑いでプロになることだったが・・・。感想人気作家の東野圭吾が直木賞候補にな... ...続きを見る |
虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映... 2007/12/15 22:24 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
こんばんは。 |
咲太郎 URL 2006/11/16 19:41 |
咲太郎さん コメントありがとうございます! |
aiai 2006/11/16 23:51 |
| << 前記事(2006/11/05) | トップへ | 後記事(2006/11/21)>> |