パフューム ある人殺しの物語

画像いくら試写だからって、これほど人が並ぶもの?といぶかりましたが、すごい内容でした~。

「パフューム」監督/脚本:トム・ティクヴァ。出演:ベン・ウィショー、レイチェル・ハード=ウッド、ダスティン・ホフマンほか

物語:悪臭が立ちこめる18世紀パリの街に、1人の天才が産み捨てられる。ジャン=バティスト・グルヌイユと名づけられた彼は、驚異的な嗅覚をもつ代わりに、自分には体臭がないという特異体質だった。月日はながれ、ジャン=バティストは愛を知らない、動物のような青年に育っていった。ある日、街で少女がはなつ芳しい香りに取り憑かれた彼は、その香りを永遠に自分のものにしようとする。社会の最底辺から調香師へと這い上がった彼は、もっとも素晴らしい香水づくりのために、罪の意識もないまま少女達を殺していく。

感想
すごいもの観ちゃいました~!!×2 ま、好き嫌いはあるとしても。

原作は「香水―ある人殺しの物語」。
1985年、ドイツ人作家のパトリック・ジュースキが発表してからというもの、映画化のオファーが殺到していたそうです。まず、この作家さんがすごいですわ。よく、こんなこと思いつくなあ!

「アカデミー作品賞最有力候補」なんて宣伝文句は聞き飽きましたが、これだけ独創的な話ならば取るんじゃないかな。
ハンニバル・レクターならこの主人公を理解し、愛しそうですわ。
物語の新しさプラス、映画としての完成度も非常に高いです。

すべてに豪華な本作は、ちょっと意外なことにドイツ映画です。ただし、設定はフランスで、台詞は英語だけど。
スタッフもまた豪華!
監督は「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ
脚本は、映画化不可能と言われていた「薔薇の名前」を手がけたベルント・アイヒンガーとアンドリュー・バーキン。
そして“香り”を表現するに重要な役割をしたのはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 !!

主演のベン・ウィシュー、ヒロインのレイチェル・ハード=ウッドは、それほど知られていない役者さん。大物新人発掘!の気分にさせてくれます。

嗅覚という点に注目した、斬新な物語りながら、設定は結構古典的。
普通の人間とは違う力も持つ主人公が、美しい少女を殺していく。
しかし、低俗な目的からではない。その存在は悲劇的であり、美しくもある。
まるでドラキュラではないですか!(←大好き)

一般の人にとっても香りは、食欲だったり、性欲を刺激されるものであるでしょうが、
彼にとっては愛であり、“存在そのもの”でした。
変態映画の古典になりうるかも!

思いもよらないことを気付かせ、考えさせてくれる映画なので、
そういうものを求める人にはイチオシで推薦します。
でも、ラストは賛否が別れるかも。
私は失笑しそうになりました。 まるで「リバティーン」状態・・・
私が香水をつけないし、香りの威力を信じられないせいかもしれないですけど。
この映画、いつも覗かせてもらってる「カリスマ映画論」の睦月さんはどう観るんだろう??
是非、観てほしいです(^^)
香水―ある人殺しの物語

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