ミュンヘン

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席がなくて、前から三列目で観たのが悪かったのか、終わる頃にはどんよりでした(-"-;)

「ミュンヘン」
監督:スティーヴン・スピルバーグ、
出演:エリック・バナ、ダニエル・クレイグ、ジェフリー・ラッシュほか

ストーリー1972年、ミュンヘンオリンピックの選手村で、イスラエル選手団がパレスチナのテロリストに虐殺される事件があった。イスラエルのゴルダ・メイヤ首相は、テロの首謀者と思われる11人の暗殺計画をたてる。妊娠中の妻と平穏な日々を過ごしていたアヴナー(エリック・バナ)は、この極秘任務のリーダーを命じられる。集められたメンバーは、殺しのプロではない者ばかりだった。
感想:2時間44分に及ぶ大作でしたが、終わった後には違和感が。内容というより、描き方について。「シンドラーのリスト」を観終わったときも、似たような感覚になりました。
 以下はあくまで私の主観です。別の感じ方をする人も沢山いると思います。

 マーク・フォスター監督の映画「チョコレート」の死刑執行シーンとベッドシーンを観た時、
「そのまんまを描くことと、観客にリアリティを感じさせることは違うよなぁ」と思いました。
逆に、見せない方が「リアルな表現」になることもありうるんじゃないかな、って。

 映画監督に期待されることの一つに、登場人物含めて架空の設定に
どうリアリティをもたせられるのか、ってことがあると思います。
史実を基にした映画でも同じことでしょう。
 この映画からは、(特に人が殺される場面で)リアルな現実を見せよう
という意図は伝わってきましたが、なぜか私はリアリティを感じませんでした。
むしろ、「見ろ見ろ」と言われているようで、鬱陶しいとすら思ってしまいました。

 リアルに描こうという意図が強いほど、「これだって作り事なのに?」という
疑問もわいてしまう。
取りこぼした部分があるだろうに、こんなに断言してしまっていいのだろうか、
と不安に思ってしまう。
 なんだか呆然としてる間に、目の前で殺人が繰り返され、主人公は病んでいってしまいます。
「シンドラーのリスト」の場合は、人が助かる話しだったのでまだ救われましたが、
今回は人を殺す話し。
いい余韻は味わえませんでした。

 確かに、ユダヤ人であるスピルバーグ監督が、民族の被害だけでなく加害の歴史を
描いたのは意義があることと思うのですけれどね。世界貿易センタービルも出てくるし。

 個人的には荒唐無稽なのに、大真面目な「宇宙戦争」の方が良かったな。一緒に観た友達は、ラストで「なんじゃこりゃ~!」って言ってましたけど(^^;)。

1月31日追記
ポスターで観たときに「絶対、誰かのお母さんに違いない!重要な役をする、心優しい人なんだろう」と期待していた方が、報復を命じたゴルダ・メイア首相でビックリ。
映画の中でも、肝っ玉母さんにしか見えないのですが。。
そういえば、アヴナーの母さんもすごかった。



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