トンマッコルへようこそ

画像いつも思うんです。会ったことがない人を友達と思うのは難しいかもしれない、でも会ったことない人を自分の敵と思い込むことも、もっとあり得ないフィクションじゃないか、って。

「トンマッコルへようこそ」
監督:パク・クァンヒョン、出演:シン・ハギュン、チュン・ジェヨン、カン・ヘジョン

物語:朝鮮戦争さなかですが、山深い村トンマッコルでは戦闘さえも遠いこと。そこにある日、米軍兵士のスミスが不時着。続いて味方とハグレた北と南の兵士が、相次いで村に辿りつきます。初めは銃を向けあう両者ですが、諍いが元で村の食料庫を吹き飛ばしてしまってからは、皆で農作業を手伝い初めます。次第に彼等は、戦闘から離れた穏やかな日々に馴染んでいきますが… 

画像
感想(ネタバレします)
「韓国でファンタジーはウケない」というジンクスを塗り変えた映画。
実写でのファンタジー、しかも戦闘シーンもありってことで、
下手すれば浮いちゃう可能性もある題材がなんとも説得力ある作品に仕上がってました。
韓国でも人気があるという久石譲の音楽で、宮崎ワールド(いや久石ワールド?)全開。

人民軍リーダーのチュン・ジェヨンはとっても男前!です。
こんな人が村に来たら、私はすぐなびくな(^-^;)
心に傷を抱える韓国軍のシン・ハギュンも、最後には格好よくみえてしまいました。
カン・ヘジュンは可愛いんですが、年上に見えます。
年齢設定が分からず混乱しましたが、少女だったみたいです。

争いを知らないトンマッコルの人々は、子どものように純粋。
客人同士がいがみあう意味も分かりません。
そんなことに巻き込まれるより、自分達の食べ物の方が大事です。
それって当たり前ですよね。

調子を狂わされる兵士たちですが、村人と一緒に農作業するうちに、
「敵」が名前をもつ個人になり、仲間になっていきます。
スミスを探しにきた米兵によって、村周辺が米軍の絨毯爆撃に
さらされることを知った兵士たちは、村を守るために全員で「闘う」ことを選びます。

戦闘行動の「巻き添え」を意味する“コラテラルダメージ”って言葉がありますが、
軍事的合理性のためなら、民間人の死も仕方のないこと。
軍隊は人を守ってはくれない。
民間人だろうと味方の兵士だろうと、足手まといになった存在は処分されます。

誰かが家族を守るために戦争に行ったとしても、
自分が知らないうちに、愛する人たちが味方に殺されることだってあるわけで。
そう考えると、「愛する者を守るための戦争」というイメージもとんでもないフィクションですね。
大事な人を守りたいなら、離れちゃ駄目だ。

彼らも、大事な村人たちを守るという一点で闘いました。
彼らによってトンマッコルは守られます。
ファンタジーだし、そのラストにはすんなり納得。

ただし現実には守りきれない場合も多いでしょう。
初めから、戦争なんてやらないことが肝心ですね。
そんなことを思わせてくれた映画でした。

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