紙屋悦子の青春

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「美しい夏キリシマ」(2002年)「父と暮せば」(03年)などで知られる黒木和雄監督の遺作となった映画です。

8月より公開
「紙屋悦子の青春」 監督:黒木和雄、出演:原田知世、永瀬正敏、松岡俊介、本上まなみ、小林薫出演


物語:病院屋上の老夫婦の回想という形で進められます。昭和20年の春。鹿児島の田舎町で、紙屋悦子(原田知世)は兄夫婦とつつましい生活を送っている。悦子は兄の後輩である明石少尉(松岡俊介)に心を寄せている。しかし明石は、自分の親友である長与少尉を悦子に紹介しようとする。明石は特攻隊に志願しており、整備担当の長与に大事な悦子を託そうとしたのだ。

感想:非常に雰囲気のある映画でした。原田さんと本上さんがほんわかでしっとりしたムードを醸し出してだしています(*^_^*)。
不条理がまかり通っていた時代の中で、引き裂かれた男女の切なさと、それを乗り越えて前向きに生きる姿が「蝉しぐれ」に似ていました。
障害となったのは、「蝉しぐれ」では封建制、こちらは戦争でした。

病院の屋上と、主に家でのシーンだけ。登場人物も少なくて、会話が中心。
お芝居みたいだなと思ったら案の上、原作は劇作家・松田正隆さんの戯曲だったそうです。
1992年以来全国各地で上演され、高い評価を受けているそうですよ。
しかも、松田さんのお母さんがモデルだということです。

あと、リアリティにこだわる監督は映画にBGMを用いていません。
その代わり、虫の声や、生活の音が非常に効果的に聞こえてきます。

永瀬さん、松岡さんのコンビも良かったですよ。
松岡さん演じる明石は、死ぬことが決まっているせいか、神経質そうに見えました。
いい夫になりそうなのは、永瀬だと思ったな。
原田知世は、特殊メイクをしてもおばあさんには見えなかったですね~。

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この記事へのコメント

2006年09月12日 08:51
aiaiさん、TBありがとうございましたm( )m
ご無沙汰してます^^
その間にモンゴルまで(笑)?

大好きな黒木監督の遺作となってしまいました。
僕自身、黒木監督の作風にハマり、日本の映画監督の中では
とても好きな監督さんでした。 その黒木監督の作品が二度と
観れなくなるのは正直寂しいです。彼の一連の仕事は絶対に
後世に伝えて欲しいです!

TBは相変わらず反映されません><
http://blog.goo.ne.jp/cyaz/e/77224e040d1e69a63427a0185580945e
もう少し涼しくなったら、例の鍋でも食べに行きますか(笑)?

2006年09月12日 20:14
cyazさま
コメントと記事の紹介までありがとうございました!
ほんとにご無沙汰いたしてました。
モンゴル前後はバタバタして、自宅でPCを起動することも
ままならなかったんですが、やっと復帰できました~!

黒木監督、そんなにお好きだったんですね!
この映画の空気感、私は心地よかったです。
「竜馬暗殺」もインパクトあったなぁ!

例の鍋、いいですねぇ!
ホットになりにいきましょう(^o^)
2006年12月03日 13:50
こんにちは♪
TBありがとうございました。
黒木監督の作品って「美しい夏~」と「父と~」しか見ていませんが、独特の描き方で反戦のメッセージを伝えるんですよね。
この作品は特に舞台の雰囲気が強かったです。
何度も繰り返される同じようなセリフが面白いリズムとなっていました。
本上まなみがここまでやるとは思っていませんでした(笑)
2006年12月06日 23:36
私も黒木監督の作品ってあんまり観ていないのですよ。
「父と~」は上映中に見損なったのですが、スクリーンで観たいがために、
いまだに鑑賞していません(><)
本上まなみは、天然キャラがそのまま活きてましたね~!
小林薫もいい味だしてました!

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