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zoom RSS エディット・ピアフ 愛の賛歌

<<   作成日時 : 2007/10/13 02:29   >>

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画像この人生があってこその歌声なのか。

エディット・ピアフ 愛の賛歌
監督:オリヴィエ・ダアン。出演:マリオン・コティヤールほか

ピアフの人生が時間を交錯しながら展開されます。
聖テレーズへの信仰、愛する人との度重なる別離など、
キーとなる要素はあるのですが、あえてまとめていない感じです。
悲劇的な人生なので、観賞後はなんとなくもの悲しい気分になりましたが、
ピアフ歌声は堪能できました

彼女の声って、フランス語にとても合っている気がします。
「バラ色の人生」を英語で歌う場面も出てきますが、なんかしっくりこなかった…
彼女自身がパリを具現化しているような存在だったように思えます。


主演のマリオン・コティヤールは、素晴らしい熱演でした。
特に、声と話し方がピアフにそっくりなのにビックリ!
外見はまだ分かるけれど、声ってどうやって作るんだろう
なんだか美空ひばりさんにも似ている気がしました。

演出では、マルセルの死を知った時のワンカット・ワンシーンや、
臨終間際で「マルセル」という名前がピアフにとって重要な意味をもつことだったと
観客に知らせる編集方法などが印象的でした。

*****

第一次大戦中に産まれたエディット。
父は出征中で、母は育児放棄。
売春宿を営む父方の祖母のもとに預けられます。

小さな子がたらいまわしにされてる様子に、娘をもつ身として早くも涙が
こんな環境で育った子が一体、どうなっていくのか…
しかし不安をよそに、娼婦たちはエディットに深い愛情を注いで育てます。
考えてみれば不思議ではありません。
娼婦になったことにもそれぞれに事情があるのでしょうし、
子どもをもちたくてももてず、中絶を余儀なくされた女性もいるでしょう。
特にティティーヌは我が子のようにエディットを溺愛します。
愛情の深さに、血なんて関係ないんですよね。
いったんは視力を失いますが、ティティーヌらに連れられ、
聖テレーズを巡礼した後に回復。
しかし復員した父に引き取られ、ティティーヌと引き裂かれてしまいます。
生きる支えだったような子どもを奪われて、あれから彼女はどう生きていったんでしょう。

成人したピアフはオドオドして猫背、脅えたような目をしています。
マリオン演じるピアフは、美しくありません。
だから、すごいなと感じます。
唯一、輝いていたと思えるのは、人生最大の恋人・マルセルと出会い、
死別するまでの間。
その後は薬物中毒に陥り、40代とは思えないほど老けこんでしまいます。

悲劇的な出来事に襲われ続けるピアフですが、人には恵まれていた気がします。
彼女の周りにいたのは単なる“とりまき”ではなく、
彼女がボロボロになった後も最後まで支え続ける友人たちでした。
ラストは「私は後悔していない」という歌詞で締めくくられるのですが…
それでもボロボロの姿は切なかったなぁ


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
コメントとTBをありがとうございました。
こちらにTBしようと思ったのですが、ちょっとうまくいきませんでした。
後ほどリトライしてみます。

さて、本作は何といっても主演のM.コティヤールの熱演が光っていたのですが、
ピアフの人生に目を向けてみると、
恵まれない環境ながらも、必ず周りには愛情があったんだなと改めて気づきました。(aiaiさんは「人には恵まれていた」と書かれていますね。)
特に娼館での経験がその後のピアフを作っているような気がします。
逆に育児放棄するような実母に育てられていたら・・・の方が彼女にとっては不幸だったかもしれません。
クラム
URL
2007/10/14 08:09
クラムさま
のぞきに来て下さってありがとうございます!
TBは承認制にしているので、アップされるまで時間がかかってごめんなさい。

成功した人にありがちな悲劇としては、信じていた人にお金の面で騙される、
ってことがあると思うのですが、ピアフにはそれがなかったですよね。
むしろキャンセル続きで借金を抱えていたにも関わらず、友人達は彼女の側を離れなかったみたいですね。時に、自分勝手のように見えたピアフですが、愛される魅力があったってことなんでしょうね(^^)
aiai
2007/10/14 14:35

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