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zoom RSS それでもボクはやってない

<<   作成日時 : 2007/02/21 13:25   >>

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画像エンドロールに映っていたのは最高裁判所ですね。あれほど大きな建物なのに、異様なほど窓の少ないのが印象的です。


それでもボクはやってない
周防正行監督、加瀬亮、瀬戸朝香、山本耕史、もたいまさこ、役所広司ほかが出演

物語:フリーターの金子徹平(加瀬亮)は、通勤ラッシュの電車で女子中学生から「痴漢したでしょ」と腕をつかまれる。それは「私人による現行犯逮捕」だった。そうとは知らない徹平は、話せば分かってもらえると思い、大人しく駅の事務室に行った。しかし、「ボクはやってない!」という訴えに耳を貸す者はなく、そのまま警察に連行される。留置所に拘留されながらも否認を続ける徹平は検察から起訴され、刑事裁判に挑むことになる。

感想:私も業務上横領の冤罪裁判でサポーターをしたことがあります。といっても1度傍聴しただけで、後はカンパをする程度でしたが・・・ 公判は平日の昼間にありますから、仕事があると傍聴は難しいです。
また、長期拘留されていた当事者の方が、ストレスから体調を崩して一時は危険な状態になってしまったこともありました。この映画では触れられていませんでしたが、実際、拘留中に病気になる方は少なくないようです。

公判に被告が直接は知らない支援者が傍聴しにきたり、
公判後の弁護士との打ち合わせたりするシーンをみて、当時のことを思い出しました。
私が支援したケースでは、当事者の方やそのご家族と支援者の間にもっと交流の機会がありましたが、それはケース・バイ・ケースでしょうね。


映画的に過度な演出を加えることもなく、
事実を忠実に描いているのに、退屈させない手腕はさすがです!

また、裁判官や弁護士が置かれている苦しい立場も新鮮でした。
日弁連が初めて映画の試写会を開いたというのものもうなずけます。
弁護士さんからの評価も高いそうです。
裁判員制度にしても、裁判官からすれば
「いつまでも自分たちだけにこんな大変なことを押し付けてるんじゃない。
自分たちでやってみろ」って思いがあるのかも!?と思っちゃいました。


若手のホープのように語られる加瀬クンは、
正直今まではなぜそんなに注目されるのか分かりませんでした。
「ハチミツとクローバー」「硫黄島からの手紙」では、メガネや穴の中にいたこともあって、
表情がよく見えず、代わり映えのしない演技をしているように思えていました。
でも今回はアップも多く、表情をじっくり観ることができました。
感情が伝わってくるのにオーバーでない、自然な演技ですね。

被害者の中学生は、うちの姪によく似ていたので、なんだか心配になってきちゃいました
あんな少女が涙ながらに被害を訴えたら、たいていの人は彼女に同情し、
犯人を憎むでしょうね。
でもそのせいで客観性を失うかもしれない・・・
今後、導入される裁判員制度が心配です。
自分が裁判員になったとき、先入観を持たず、客観的に被告をみることができるだろうか。
加瀬クンがラストで言った言葉は重かったですよ。
「この法廷で真実を知っているのはボクだけだ。
だからボクはあなた(裁判官)を裁くことができる。
あなたは間違いを犯した」

もし自分が裁判員になって、無実の人を有罪にしてしまったら・・・
その過ちは一生消えないわけです。
怖いですね。できればやりたくない。

映画の判決も、現実的で良かったと思います。
判決文も、ああいうものだろうなと納得しましたし。

ところでエンドロールの最高裁をみて、
「エーッ、痴漢訴訟で最高裁まで行ったの!?」とビックリしてしまいましたが、
あれはそういう意味なのかしら・・・。

ちなみに、私が支援した冤罪裁判は、
弁護士さんも驚くほどの「100点満点の勝訴」でした

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映画「それでもボクはやってない」
それでも、それでもボクはやっていない。控訴します!!刑事事件で起訴されたら有罪率99.9%、冤罪事件にかぎっても97%が有罪になるという実態・・ ...続きを見る
茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行...
2007/02/21 15:30
『それでもボクはやってない』
明日裁かれるのはあなたかもしれない・・・ &nbsp; ■監督・脚本 周防正行  ■キャスト 加瀬亮、役所広司、瀬戸朝香、山本耕史、光石研、尾美としのり、田口浩正、高橋長英、本田博太郎、竹中直人      □オフィシャルサイト  『それでもボクはやってない』 就職活動中の金子徹平(加瀬亮)は、会社面接へ向かう満員電車で痴漢に間違えられて、現行犯逮捕されてしまった。 警察署での取調べで容疑を否認し無実を主張するが、担当刑事に自白を迫られ、留置場に勾留されてしまうことに。 勾留生活の中で、孤独... ...続きを見る
京の昼寝〜♪
2007/02/21 17:40
それでもボクはやってない
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ネタバレ映画館
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「それでもボクはやってない」有罪ありきの現実に立ち向かった冤罪被害者と支援者たちの過酷な闘い
「それでもボクはやってない」は痴漢と間違えられたフリーターの青年が無罪を訴えて裁判と闘うストーリーである。周防正行監督11年ぶりの作品として現在の裁判の現実と問題点を忠実に描かれた作品として注目だ! ...続きを見る
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
aiaiさん、TBありがとうございましたm(__)m
この映画を観た男性諸君は、自分の日常の中にも、もしかしたら自分が陥るかもしれない事件として深く受け止めたかもしれません。何が真実か、また裁く側のタブーとされている側面も浮き彫りに出来た作品だと思います。
僕はクレジットを見て、とんでもない弁護士を抱えている法律事務所を発見し、周防監督、そこまでは読めなかったのかなぁ(笑)って感じでした^^
相変わらずTBの方は反映されませんのでURL置いておきますm(__)m
http://blog.goo.ne.jp/cyaz/e/5b6a42269cb05333693122b716244f45
cyaz
URL
2007/02/21 17:50
TBしっかり頂きました〜!ありがとうございます。

クレジットの弁護士事務所に見覚えがあるものもありましたが、
そんなこともありましたか〜。
とんでもない弁護士って、アノ人かな、それともアノ人?
なんて気になりました(^^;)
aiai
2007/02/21 21:56
aiaiさん、こんにちは♪
(TB不調でゴメンナサイ)
久しぶりにこの映画の内容を思い出しながら読ませていただきました。
>自分が裁判員になったとき、先入観を持たず、客観的に被告をみることができるだろうか。
コレ、本当に心配です。
プレゼンの上手な方に肩入れしてしまいそうです。
人が人を裁くことって本当に恐ろしいことですよね。
加瀬君は本当に自然な演技が魅力な人で、これからも出演作をチェックしたいと思いました。
ミチ
URL
2007/02/25 09:40
ミチさん、TBありがとうございました!
チェックが遅くて反映が遅くなってしまって、ごめんなさい。
裁判員制度が始まったら、アメリカ映画でよくある陪審員制みたいな状況になるんでしょうかね〜。
日本の場合は裁判員が刑の内容まで決める、っていうんだからもっと怖い(--;)
加瀬クンはこれまでノーマークでしたが、今後はチェックしたいです!
今やっている携帯のCMの加瀬クンも彼の良さがよく出ていると思います。
aiai
2007/02/28 23:21

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